2008年7月20日日曜日

漢和 Wiki

漢字の一字一字にURIを与えて、漢和辞典サイトをつくる。Wiki でできていて、ページを誰でも編集できる。

ふつうの Wiki と違うところ。

1、専用のお習字アプリがついている

はらう、とめる、はねる、といった筆の動きを選択して、あとは全体のバランスだけ考えて一画ずつマウスを動かせば、手ブレも適当に補正してくれて、誰でもそれなりにお習字ができるFlashアプリを用意。それをつかって、字面をみんなで作る。

アプリは、書き順と一画ずつの始点終点の座標やスタイルを所定のスキームのXMLデータとしても保存する。将来、FLASH が廃れてもそれさえあればなんとかなるし、誤字や書き順の間違いなんかを発見するためにも使える。

ひとつの漢字に、複数の字面が作成されている場合は、ランダムにどれか一つが選択されて表示される。もちろん登録された字面を一覧することもできる。

アニメーションで、書き順を確認できる。複数の字面が登録されているとき、同じ書き順になっているもの同士で、グルーピングできる。少数派は間違っているかもしれない。

2、読みの音声録音ができる

音読み、訓読みを、みんなで録音する。

複数の音声が登録されている場合、音声の波形のパターンを比較し、似ているもの同士でグルーピングすることができる。少数派は間違っているかもしれないし。

ページの内容としては、まずは、どんな漢和辞典にもある項目、字の意味、音と訓のよみ、字のなりたち、その字からはじまる熟語とその意味、用例などは押さえておきつつ、あと、何年生で習う漢字だとか、常用漢字、人名漢字、JISだと第 n 水準だとか、各種の文字コードとか。もう、考えられるものはなんでも。それと間違えやすい別の漢字とか。なんせ1字1 URL だからスペースはたっぷりある。

その漢字が具体的な事物を指すものなら、その写真とかイラスト、抽象的な観念や概念をあらわすものでも、図解や、イメージ図みたいなものが添えられているといい。

熟語の用例とこういう図解は、みんなでよってたかってだと、結構盛り上がるかも知れない。

あと、その漢字に関連の深い文学作品や美術にはどんなものがあるか、とか、その漢字を名前につかっている著名な人物一覧とか、それで Wikipedia や関連サイトにリンクしていたり。この字、好きか嫌いでいったらどっち、みたいな、一言コメントつき投票があったり。

さらに、そうやって出来あがったデータをもとに、漢字検定のような問題が自動で出題されるとか。アップされている字面を組み合わせて、それでオリジナルTシャツを作れるとか。

なんて、今日は、娘が夏休みの宿題で漢字の書き取りをやっているのをみてて、そういうのあったらおもしろそうだな、と思いました。

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