2008年9月10日水曜日

これまでのあらすじ

コメントで訂正しましたが、MoKuJi が Blogger を読んでくれないと何日か前のエントリーで書いたのは、嘘でした。順番待ちだったんでしょうか、ただたんに2〜3日待たされていただけのことでした。すみませんでした。

ブログは、書くのも読むのも、時系列で追っていくだけでいいのがとてもお手軽なところで、これだけ広く普及したのも、そういうふうに、コンテンツマネジメントというか、サイトデザインの自由度を絞ったことがひとつ大きかったんじゃないかと思います。ブログ以前の"個人ホームページ"の時代は、ページ構成やナビゲーションシステムを自前で考えなくちゃいけなかったわけで。もちろん当時から日記サイトはありましたけどね。

でも、ものによっては、常に最新エントリーにフォーカスを当てていくんじゃなくて、MoKuJiみたいに、全体のバラエティーさや傾向を伝えられるようなビューが欲しい場合もあるんじゃないかと。カテゴリ一覧やタグクラウドじゃなくて、エントリーむき出しのやつで、しかも、書くほうの手も頭も煩わせることなくっていうので。

MoKuJi はその点すばらしいんですけど、でもやっぱり、自動は自動なりってかんじに、どうしてもなっちゃいますよね。

それならいっそ、もっとふざけた路線で、「これまでのあらすじ」っていうのはどうでしょうか。いわゆる要約エンジンの一種ですけど、ナントカコミックスとか、続きものの歴史小説とかの巻頭にかかれているようなあらすじを、ブログに書かれた文章を組み合わせて適当にでっちあげるんです。

意味なんて通らなくてもよくて、それらしい雰囲気で、ブログに出てくる特徴的なフレーズをダイジェストでみていければいいと割り切って。

まず、全エントリーから頻出語、特徴語を抽出して、それらの語を含むセンテンスをランダムに選びます。つぎにセンテンスの語尾に着目して、語尾のタイプごと用意された、あらすじ風のフレーズをくっつけていく。

語尾のタイプを、疑問、断定、伝聞、推測、決意なんてかんじで分類しておいて、分類ごとに、その語尾に自然につながる適当な結びのフレーズをライブラリ化しておく。たとえば、疑問で、〜なのかな?で終わる文章には、〜なのかな、という淡い期待は、しかし、ほどなくして裏切られることとなった...。とか。

もう適当でいいんです。〜だったことを知る。〜じゃないかという疑念がぬぐえないでいた。〜しようと決意を新たにするのだったが。〜なんですよね、という謎の言葉を残して、彼は消息を絶った。なんて。

それで、あとは出だしと途中の転換と最後の締めをテンプレート化する。

いきなり、20XX年トーキョー、とかいってはじまっちゃうとか。途中のいい頃合いで、一方そのころ、って入れるとか、そして新たな戦いの火ぶたが切って落とされた、とかいって終わるとか。

あともう勝手に設定や登場人物を決めちゃうのもいいかも知れないです。たとえば、このブログを三国志風のテンプレートでやってみると、こんなかんじ。

▼これまであらすじ

曹操が召集、結成した追討軍のもとに、一説によれば、あるテーマで50エントリーも用意すれば、SEO が一応完成するという知らせが届く。これを深く憂えた曹洪は、Web でやるなら、最初のサイトデザインとかCMS構築なんかにかかる初期費用なんて1号分のお金で充分でしょうと曹操に申し出る。そのころ豹蝉は呂布の嫉妬心を巧みにあおり、ある ID をつけた HTML エレメントの class 属性を、ユーザアクションに応じて、 jquery の addClass や removeClass でつけかえて見た目を変化させようともくろんでいた。

なんてかんじで。で、ブログから抽出したセンテンスの部分は抽出元のエントリーにリンクされてるわけです。

こんなにうまくいったら面白いですよね。

そうなってくると、ブログのセンテンスが入る部分を変数で置き換えたテンプレートが書けて、みんなで投稿できるようにしたいですね。変数の書き方次第で、テンプレートに取り込むセンテンスの語尾のタイプも指定できる。

ひとつのブログで何通りもあらすじが作れて、そしたら、そういうあらすじだけをリストしたポータルってのも見てみたいような気がしますね。


-----------------
sent from W-ZERO3

0 件のコメント: