2008年8月20日水曜日

グーグル・ロマンチック・ビュー

Google Map みたいな、国土地理院みたいな、ああいう客観的な地図よりも、地元の商店街が作って配ってるやつとか、散歩雑誌の特集記事とかに載っている手書き風のやつとか、歯医者や飲み屋が自分のところにたどり着かせるために作った略地図のほうが、実用的にはよっぽどわかりやすかったりしませんか。

そういうのは、目的やテーマで絞りこまれた主観にむけて、適当なデフォルメが施されているわけですよね。それが人をその場所に連れ込むための工夫だし、またそこに行こうとしている人たちに向けてのサービスとしてあるわけです。

そう考えると、げんに目の前に存在するこの世界へのアクセシビリティをよりいっそう向上させるための営みとして、Google Map から Google Street View へ発展するような方向性を突き進むっていうのもいいけれども、そうした、心理的で便宜的な地図の収集とか、そういう地図のソーシャルな制作の促進っていうのもあっていいんじゃないでしょうか。

たとえば、途中まで Google Map でがーっと絞り込んでいって、ある程度の縮尺まできたら、西荻アンティークマップに表示をきりかえるとかね。

グーグル・ロマンチック・ビューとかいって。べつに Google じゃなくてもいいんですけど。

ちなみに、西荻アンティークマップってのは、JR西荻窪駅の北側に隣接する交番でもらえます。いや、今はどうかな。少なくとも10年前はもらえました。

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