2008年8月26日火曜日

ジャッジング・センター

オリンピックの野球みてて思ったんですけど、最近はハーフスイングにずいぶん厳しいジャッジが下されるようになってませんか?国際ルールだから?ぼくが子供の頃に見てた野球はもっとおおらかだったよう気がするんですけどね。気のせいでしょうか。

もう、ちょっと打つそぶりをみせただけでも塁審が手を上げてる。あれ、バットが止まって、キャッチャーとアンパイアが、あーっ今のどうなのよ!ってすごい勢いで一塁の塁審のほうを指さすでしょ、そしたら塁審も手を上げかけて、あ、でも今のやっぱセーフ、みたいにちょっと前につんのめりながらおっとっとなんて手を開いちゃって、それを見たキャッチャーがオイなんでーって反射的に関係ない三塁の塁審に指さし確認しちゃったらもんだから、三塁の塁審も、まったくあんちくしょう、普段から優柔普段でグズでどうしようもねえと思ってたら、また、こんな大事なところでしくじりがって、なにやってんだばかやろうって、思わず一塁に向かって高々と右手を上げちゃったりしてね、もうわけがわからない。

えー、なんてまあ、そんなわけでございまして、バッターにしろ、審判にしろ、ね、こう瞬時に判断を下すってのは、とかく難しいものでございます。

それで思い出すんですけど、選挙になるとテレビに政治家を呼んで、なんかタイムアタック風に Yes/No で質問責めにしますよね。あれも見てるぶんにはいいですけど、答えるほうはさぞ大変でしょうね。先に質問渡してもらえるのかな。まじめに考えると、ああいうふうに、即答の妙を競い合うところばっかりいたずらに際だたせるのもどうかと思いますけど、でも、まあ、あれで露わになる面があることも事実でしょうね。

で、あれを、政治家だけにやるんじゃなくて、われわれの人間関係の中にも持ち込んでみたらどうでしょう。

野球の話のながれでいうと、バッティングセンターでボールを打つみたいなかんじで、ばんばん投げつけられる質問に次々答えていくんです。 Yes/Noで。時間内に答えられないと見逃し。 ジャッジングセンターとかいって。

質問は、そうやって誰かの本性を暴きたい人が作る。ピッチングマシンにタマを込める。それでメールとかで答えてほしい相手を招待するわけです。彼女からそういうのが来て、やってみて、なんていわれたら、もうやらないわけにはいかない。やらないこと自体があやしい、なんていわれる。

全部の質問に答え終わると、回答結果が質問者にメールで送信される。質問は何問あるかわからないので、答えるうちに突然終わって送られちゃう。途中でやめても、そこまででおくられちゃう。つまり、ひそかに練習して答えを準備することはできない。

で、質問・回答が終わったあとの問い質しや、言い訳は当事者同士でよろしくやっていただく。うーん、じつに嫌な企画ですね。

いや、そういう疑心暗鬼の恋人同士とかだけじゃなくて、うちみたいな会社の入社試験とかでも使えるかもしれないですね。

あと、そういう対決型だけじゃなくて、○○がわかる20の質問とか、オープンな質問状もみんなで作れるようにして、回答すると、回答結果のパーマリンクが持てて、いろんなプロフィール情報の一部として活用してみたり。

回答結果から一定のロジックで診断するとか判定するとかじゃなくて、そういうふうに、時間制限あり一回こっきりの質問責めにどう反応したか、その様子を記録して評価するっていうWeb アプリですね。あると思います。

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