DraftPad のそのすてきなハブ性は、いうまでもなく、URL スキームによるアプリ間連携を積極的に活用しようという Assist 機構によるわけですけれども、このあたり、ほんとに美しいデザインですよね。シンプルなフレームワークで無限の未来=拡張性を切り拓く、みたいな。
だってこの機構のおかげで、たんに DraftPad でしたためたテキストをほうぼうに投げるとか、よそで漁ったテキストを手になじんだまな板と包丁としての DraftPad に乗せるとかだけじゃなくてね、調子に乗ればちょっとしたテキストフィルター機能みたいなのを自分でこしらえて、生の DraftPad をオレゴノミにカスタマイズしちゃう、なんてこともできるわけです。
たとえば、tweetする前にテキストに含まれる URL を、bit.ly の API を使って短縮するとか、どうでしょう。
下記のような javascript をちょこちょこっと書いて、ネット上の適当な(自分だけがこっそり知っているような)URLで公開してですね、これを DraftPad の Assist で呼べばいけます。
var uid = "your uid";
var apikey = "your api key";
var bitly = "http://api.bit.ly/shorten?version=2.0.1&login=" + uid + "&apiKey=" + apikey;
var text = decodeURIComponent( window.location.search.substr( 1 ) );
$( function () {
if ( text ) {
var longurls = text.match( /https*:\/\/[^\s]*/g );
$.each( longurls, function () {
bitly = bitly + "&longUrl=" + encodeURIComponent( this );
});
$.getJSON( bitly + "&callback=?", function( data ) {
var keys = [];
for ( key in data.results ){
text = text.replace( key, data.results[ key ].shortUrl );
}
sendToDraftPad( text );
});
}
});
function sendToDraftPad ( text ) {
window.location.href = "draftpad://insert?text=" + encodeURIComponent( text );
window.close();
}
# 冒頭の "your uid" のところに bit.ly アカウントの ユーザーネームを、"your api key" のところに API Key を入力します。あと、jQuery1.4を使ってます。
DraftPad の Assist はこんなかんじですね。
ex) 上記のコードに、sample.com/foo.html としてアクセスできるようにした場合。
http://sample.com/foo.html?<@@>
かんたんですね。
最初はどっかにホストして、生意気にも bit.ly のサードパーティづらで、みんなで使えるようにしてみようかななんて思ったんですが、javascriptで自分の API Key 晒すのもナニですし、かといって、Assist に 利用者各自の API Key を埋め込んで投げてもらうのも、セッション ID 入りのクエリパラメータつきで Get リクエストするのとほぼ同等の脇の甘さになるんで、やめました。
でも、やっぱりこれ、ちょっと便利みたいなんで、かんたん導入キットを用意してみました。(クエリパラメータつきのURLを正しく短縮できない不具合を修正しました。2010年11月4日 13:31 追記。...すみません。)2KB の ZIP ファイルです。を解凍すると、shorten.html と assist.html という2つのファイルが展開されます。
shorten.html の "your uid" と "your API Key" のところを書き換えます。API Key は、bit.ly の 「Settings」のところに出てます。
assist.htmlのほうはいじる必要はありません。
で、この2ファイルをどっか適当なところにアップロードしてください。
assist.html のほうにアクセスすると、「Insert Assist」というボタンが表示されますからタップしてください。あなたの Draft Pad に 「Shorten Links for DraftPad」という Assist が導入されます。お気に召すかどうかわかりませんが、よろしければ Your Own Risk でどうぞ。
以下、2011年11月5日追記。
とかいってたら、あっという間に、DraftPadの公式Assistに"Shorten URLs"というのが登場しました! これならみんなかんたんに使えます。すばらしい。ぼくもこっちに乗り換えます。
まあ、どうしても自分のアカウントで、というムキのために、上の野良アシストもそのままにしておきますか。
追記、ここまで。
いやあ、とにかく、DraftPad はすごいですよ。
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