2008年8月9日土曜日

スネ夫の夢に出てくるスネ夫

あるそれなりにえらい人同士の対談のページを制作しました。二人が笑顔で並んでいる写真に、対談中に口にされた決めゼリフをあしらってタイトルバナーにしたんですけど、デザイナーが気を利かせてくれて、黄色い歯を白くしたり、顔のてかりを抑えたり、寝癖のついた頭を整えたりしてくれました。

よく、アメリカのグラビアだとかでは、そういう補正がすごいっていって、その Before / After を暴露(?)するようなページがありますよね。あと、友達の奥さんがアルバイトで、誰だったか、タレントかミュージシャンの写真集のレタッチの仕事をして、毛穴だのシミだのを消しまくったとかいってました。でも、自分の仕事でそういうのをやったことはなく、今回もあのおっさん二人の見てくれをよくしてやろうなんて思ってもみませんでした。

それで、すっかりつるつるぴかぴかになった御大お二人の笑顔に見入りながら、顔認識とかの写真処理技術がもっと進んで、そういう美顔美肌補正みたいなのまで自動でできたら、面白いことになりそうだなーと思ったんです。

自分の顔を写メで送ると、今よりそうね、1.5倍くらい美男美女になった自分の顔が返ってくるっていうの、あったらはやりそうじゃないですか。どんな顔でも、目元がぱっちりして、すーっと鼻筋がとおって、白い歯が印象的な細面になっちゃって、なんかぜんぜんちがうんだけど、でも、たしかに自分だ、いや、ありえないけど、ひょっとしたらありえたかもしれない自分だ、とかわけわかんないこといって、うっとり。なんて。

で、サービス名が「スネ夫の夢に出てくるスネ夫」っていうの。

のび太が昼寝しすぎて夜眠れなくなっちゃって、あんまり退屈だからってドラえもんに他人の夢を覗けるというなんとも悪趣味な機械を出してもらうんですよね。それで、みんなの夢を見てまわるんだけど、スネ夫の夢に出てくるスネ夫がすごいかっこいいの。のび太も「これがスネ夫!?」なんていって。たしか、みんなが宿題が難しいって泣いてるところへ、そのイケメンスネ夫が登場して、スラスラーと問題を解くっていう夢で、もう、どうしようもないですね、スネ夫。なんか、かわいそうですらある。

まあ、それはともかく。サービスの価値というか意義としては、プリクラに近いのかな、とも一瞬思ったんですが、あっちはとばして、ぼかして、あいまいにしてですからね。「スネ夫の夢に出てくるスネ夫」は、はっきり、くっきりで、1.5倍ですから。それは、かわいいというより、たぶん気持ち悪い。だから面白いんじゃないかなと思うんですけど、どうでしょう。

できないかな、自動で。

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