2008年8月24日日曜日

おれた心と Web とポテトチップス

コンビニの雑誌の棚のならびの、単行本コーナーのラインアップって、こっちの心身の状態によってはですけど、なんだかすごく魅惑的みえることってありませんか。

すっかり心は折れててですね、もう、はやく家に帰って、びろーんとはらばいに寝そべって、健康とかカロリーなんかまったく気にせず、ポテトチップスやらシュークリームやらをだらしなく食い散らかしながら読みたいような本。

すぐにあちこちシミだらけになって、なんかの食べかすがいっぱいはさまっちゃうような、たとえばそうですね、日本史の謎、都市伝説、怖い話、お宝画像、トリビア、人生のハウツー、占いだとかの、はじめからついでに買われるつもりで待ち構えてるようなジャンクなやつ。

ああいう本がコンビニに並ぶようになったのってそんなに昔のことじゃないような気がします。でも、あれほどコンビニっていう存在の、少なくとも一部の層に対する麻薬的な部分を象徴してるもんも他にないんじゃないでしょうか。なんていうか、ポテトチップだけを買うときには顕在化しない何かが、ポテトチップとそういう本を一緒に買うといっきに立ち現れるでしょ。急にダメ人間臭が漂い始める、みたいなね。

このあいだ、ちょっとわけあって、民俗学とかでの日本の昔話研究ってどんなになってんのかなと、ざっくり Wikipedia で調べてみたら、関連で、日本の妖怪だとか、都市伝説や噂の一覧だとかが出てきて、思わず読みふけってしまったんですけど、そのとき、ああこれって、コンビニのジャンク本の代わりになるかもって思いました。

それこそ、折れた心で寝そべってお菓子たべたいユーザをターゲットに、そういう、コンビニのジャンク本に匹敵するネット上のコンテンツを集めた、一種のまとめサイトを作ると面白いかもしれませんね。ケータイ向けですね。

まずは、Wikipedia のジャンク本的な項目とか2chや教えて系のスレッド、ニュースサイトの記事、マニアックな個人ホームページなんかを集めて、分類して、それをジャンク本の一冊一冊のようなかんじのサイトデザインでまとめておく。

それから、実際のジャンク本やそういうネタのテレビ番組とかのレビュー記事を書いて、内容のさわりがわかるようにするのもいいかもしれないですね。テレビの「虎ノ門」とか「ラジかる」とかで、若手芸人が過去一週間のテレビ番組の内容を、実際のビジュアルは一切なしでくわしく紹介するコーナーがあったりしますけど、ああいうかんじで。

それで、そういう Web サイトを、コンビニが一種のプライベートブランドの商品として開発してですね、単行本の棚とお菓子や珍味の棚のどっかで PR するとか、できないかな。

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