あまりにも細かい路地までカバーされてることもあって、今は、あれになにが写り込んでるかで盛り上がってますけど、たぶん、面白くなるのは、何を写り込ませるかってほうじゃないでしょうか。
写り込ませるというより、あのパノラマをみんなの写真で補足していくっていうか。街のあらゆる地点から見た四方八方の風景を、ソーシャルなフォトアルバムの台紙として使う、みたいなイメージ。
たとえば、ラーメン屋の入り口にむかって、その店のラーメンの写真を添付する、桜の木を見上げた角度に、その桜が満開の写真を添付する、終電間際の駅前のそこのところでいつも歌ってるにいちゃんの写真を添付する、川が氾濫した時の様子、昼時、行列がどれくらい長くなるか、へんてこな看板のアップ、たんなる記念撮影、そんなふうにして、みんなでよってたかって、Google Street View の、事実上の"解像度"を上げていくわけです。
写り込んでまずいものを報告するインターフェースがありますけど、そういう補足情報の登録もおんなじインターフェースでいけそうですよね。写真だけじゃなくて、ムービーも、テキストも、URLも。そうしたら、セカンドライフなんかより、よっぽど面白くなりそうだけどな。セカンドライフやったことないけど。
もちろんプライバシーとか、さまざまな権利関係でややこしい問題がつきまとうでしょうけど、おおきな方向性としては、そっちが面白そうじゃないですか。もう考えられていて、きっと最初の試みはじきに始まるでしょ。どうでしょう。
それで、そういう活動が盛り上がって、かりに10年、20年、50年つづいたら、それはものすごい歴史的資料価値が出てきますよね。ケーブルテレビでときどきGメン75とか見るんですけど、ドラマのスジなんかどうでもよくって、昭和50年代の東京の風景を見るのが楽しかったりしますよ。これ渋谷かあ!とかいって。
あ、タイムカプセルもいいかもしれませんね。写真貼付するんだけど、今すぐは見られなくて、20年後に公開されるとか。いわく因縁ありのその場所でね、あんなことやこんなことを。それはやばいか。
-----------------
sent from W-ZERO3
0 件のコメント:
コメントを投稿