彼がいうには、いまネットには、ゴルフを始めて上手くなろうとしている人に伴走するような、サイトなり、Web アプリがあんまりないんじゃないかと。
たとえば、みんなで自分の回ったゴルフ場とそのときのスコアを入力すると、いろんな尺度でランキングが作られて、自分の今の実力がどの程度なのかがなんとなくわかるような、そういうコミュニティサイトが作れないかな、とか。
しかし、そういう、ランキングや競争に楽しみを見つけるようなサイトの価値は、参加人数の規模にもろに依存して、それこそ、いわゆるネットワーク外部性の話になってしまうんで、スタートアップが難しいと思うんですよね。
ただ、たしかに、ゴルフに特化したレコーディングアプリは、ありかも知れませんね。摂取カロリーと体重の変化を毎日入力してグラフを作って励みにしたり、なんらかの傾向を知ったりする岡田メソッドのダイエット支援アプリとか、あるいは家計簿アプリとか、そういうかんじですよね。まず、そっちを第一に追求すべきでしょうね。
それでそれを使う人がもしも増えたら、ランキングとかって話が始まる。ソーシャルブックマークもそうですが、ソーシャルだからこその価値は、みんなが個人的なベネフィットを満たそうとすることの積み重ねによって、結果的にもたらされるわけです。
でも、あくまでも、はじめから競争したいんだっていうんなら、ゴルフ場でラウンドを回るプレイヤーに DS を貸したらどうでしょうね。むかし、どっかの美術館でエッシャーの展示があったときに、DS とヘッドフォンセットを渡されて、絵の前にいくと、目の前の絵の解説が DS に表示されるっていうのをやってましたが、ああいうかんじ。
で、そのDSに、各ホールごと、そのホールの攻略法やら、現在の風の向きと強さ、温度、湿度、それから、かつてこのホールに挑んだ人が何人いて、みんなどれくらい叩いて、ホールインワンは何回出て、みたいなデータが表示される。もうキャディーいらず。前に来た人のコメントも残ってたりしてね。
それから、年齢別、ハンディ別、きのう、今日、今月のコースレコードだとか。一般には、知り合い3〜4人の仲間内での勝った負けたなんでしょうけど、そういうのがあると、見えないライバルが増えて、一打一打の張り合いも違ってくるかもしれない。
さらに、DSの中に「みんなのゴルフ」みたいにゴルフコースが完全にシミュレートされていて、専用のゴルフボールデバイスをひっぱたいてコースを回ると、DS の中のキャラと対決できたりして。
その上で、そういうのに対応したゴルフ場同士がインタークラブネットワークを結んでですね、ゴルファーコミュニティがどーんとできあがると。すごいなー。夢はふくらみますね、社長!
.. しかし、せっかくゴルフ場に来てるのに、ちまちま DS なんていじっちゃって、なんだかいろいろ台無しなような気がしなくもありませんね。
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