自分のことで考えて、PCやネットの発達のおかげで仕事の仕方はずいぶん変わって、今でも年を追うごとに便利になっていくのを感じるくらいだけど、中高生の勉強の仕方って、昔からあんまり変わってないのかも?
あの時代の勉強って、おおまかにいうと、次の3種類くらいに分かれると思うんですね。
1、概念学習
授業をうけたり、教科書や参考書を読み込んだり、友達のノートを写したりして、学習内容を理解するってことは、そこであたらしく出会う概念を既知の概念と関連づけたり、違いを際だたせたりする作業ですよね。
2、記憶学習
厳密に1、と切り離すことはできないかもしれないけど、漢字からはじまって、英単語や数学の公式、理科社会科の用語、記号、数値 ... いろいろ覚えなくてはならないものがありました。
3、テストの練習
科目ごとにはっきりした指導目標があって、一方で学習の成果を計る方法にはそれほど多くのバリエーションがあるわけではない、ということであれば、当然、試験の出題内容、出題内容は、一定の傾向やパターンを持つことになるでしょう。これにあらかじめ慣れておかない手はないですし、1、と2、に関する取り組みが十分であったか事前に確認しておく意味でも非常に有用なプラクティスです。
ま、じつに当たり前のことを書いてしまったようですけど、たとえば、上記の2、の部分は、「えいごづけ」だとか「iKnow」 だとか、DSのいろいろな学習系のソフトだとか、ああいいう e で、ずいぶん効率も効果も高い勉強ができるんじゃないかと思うんです。
それから、3、のためにある問題集なんて、そのユースケースを考えると、そもそも書籍で実現するよりも、PCやDSで実装したほうが、はるかにユーザビリティの高いものになるはずです。答え合わせ、解説の確認、間違えた問題はどれか、まだやっていない問題はどれか ... そんなの簡単にわかるし、弱点の客観的な把握なんてこともできるでしょう。
最後に1、なんですけど、これは動画など、メディアと表現手段に、それこそ e な発展はいくらでも望めそうなんですが、しかし、質的にはこれまでとそう大きく変わらないような気がするんですよね。むしろ、PC、ケータイ、DSによる記憶学習、テストの練習に書籍の参考書による概念学習を組みあわせるのが最良なんじゃないかとすら思います。
いや、ノートを作るのに、マインドマップを使ったり、UMLのクラス図やシーケンス図を書いてみるのは結構いいんじゃないかと思いますけどね。
ただ、記憶学習やテストの練習をやるためのアプリに学習データを設定するのは学習者自身ということにしてみると、ここにも e が入っていいことがあるんじゃないかと思うんです。
たとえば、試験範囲が発表されて、試験勉強期間の前半は、自分用にアプリのデータ作成、設定に励む。
その作業は、自然に教科書、ノート、参考書をひっくり返した概念学習(の復習)を含むことになるでしょう。概念学習を進めていく上でのフレームワークが手に入ります。
で、後半は自分でカスタマイズしたアプリを使い倒して試験本番に備えると。
そうしたらあれですね、さらに試験勉強期間のスケジュールとタスク管理ができる Trac のようなシステムもあるといいですね。
うーん、もう一度中学生や高校生に戻りたいなんて思ったことないけど、そういう道具立てが揃っているなら、もう一回くらい期末試験受けてみてもいいかな。実際どんなもんか。
いや、やだ、やっぱり、ちょっと考えてみたらいやでした。すみません。
ともかく、小学校5年の娘とドーナツ食いながら、そういうあたらしい中学生、高校生の学習スタイルみたいなのを提案できないかなと思ったわけです。
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